シアトルの自閉症兄弟Max & Masonの成長記録

十数年の記録を順に載せていきます。最古記事(1)【ママ、マックス自閉症なの・・」から読んで頂けたら嬉しいです

30.2011年 IEPミーティングはあるけれど・・・

年に一度 両親と校長、担任そして地区特別学級担当者が集まり

 

IEPミーティングが開かれる。個人の学習プランのミーティングだ

 

そこでその年一年の目標を決める大切なミーティングだ。

 

親としての教育上の心配事、先生への希望、先生からの要望など

 

前年のミーティングの達成度の分析をしながらその年の目標をきめていく。

 

ミーティングで話し合われたことは文書にされ親が署名する。

 

IEPミーティングできめられたその年の目標を達成させるのが

 

先生の義務になっているので、どうしても親の目標よりずっと低く

 

設定されてしまうのが現状だ。

 

メイソンのセラピスト問題も何回も話し合いをしたが結局、

 

昼休みなら良いとか廊下から観るなら良いとか 全く埒があかず

 

ついにこちらがあきらめてしまった。

 

結果として普通クラス担任の先生とも直接コミュニケーションがとれぬまま

 

メイソンは算数の時間の普通クラスの参加ができなくなってしまった。

 

弁護士をつけて戦うことも出来たが自閉症の子供二人を

 

お願いしている立場としてそこまではやはり出来なかった。

 

ダディ、マミーは仕方なく学校は社会のルールや友達との生活

 

そして学校のイベントを楽しみ、勉強は週3回か4回の家庭教師に

 

見てもらえば良いと割り切ることにした。

 

 イベントと言えばえばメイソンが3年生の時、校内でイベントがあり、

 

その日1日エイブラハム リンカーンに扮することになった。

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気分はすっかりリンカーン大統領

 

リンカーンについて本やインターネットで自分で調べ当日は、

 

リンカーンに扮して聴衆を待ち、お父さんお母さんが4〜5人集まると

 

何も見ないで「私はエイブラハム リンカーンです。ユナテッド ステイト アメ

カの16代大統領で・・・」と何回もスピーチを行った。

 

マミーもダディも立派なリンカーンに涙腺もウルウル   

 

  学校生活は日々問題が発生するがしかし有り難いことに二人とも

 

今まで学校に行くのを嫌がったことは一度ない。  

 

この日はサインは「メイソン「」ではなくて「リンカーン」と署名したようで

 

先生も笑ってました・・・・カワイイね・・・