シアトルの自閉症兄弟Max & Masonの成長記録

十数年の記録を順に載せていきます。最古記事(1)【ママ、マックス自閉症なの・・」から読んで頂けたら嬉しいです

15.2006年 弟のメイソンも自閉症だった・・・

2006年

マックスの弟メイソンも1歳8ヶ月で自閉症と診断された。

 

兄弟で自閉症になる確率はかなり高いと聞いていたので心配していたが、

 

残念ながら心配が 現実のものとなってしまった

 

1歳過ぎまでは、「メイソン!」と呼んでメイソンが振り返ると

 

大丈夫!と喜んでいたがだんだん反応が遅くなり

 

アイコンタクトが怪しくなってきた・・・

 

結局、ワシントン大学自閉症センターで自閉症との診断を受けた。

 

「もしメイソンも自閉症だったら私もうだめ

 

弱気なことを言っていたマミーも診断が下ると強いマミーに変身!

 

すぐにメイソンの療育プログラムに取り掛かった。

 

 

自閉症の原因はまだ解明されていないが1000人に1人から3人に

 

起こる機能障害であり、遺伝と言われてきたが、米国では、

 

ワクチンが原因との起訴が頻発しCDC(米国疾病予防センター)では、

 

ワクチンと自閉症の因果関係について揉めている。

 

そして2008年米国のワクチン裁判で原告が勝訴した症例もある。

 

マックスも生まれて数ヶ月で予防注射を何本も一度に打たれ

 

その時には熱が出て大変な思いをしたらしい。

 

マミーは全面的に予防注射が原因とは、思っていないが、診断が下されてから

 

メイソンには予防注射はほとんど受けさせていない。

 

それはそれで他の病気にかかったらどうしようと不安になるが、

 

様々な本や専門家の先生からの情報収集の結果、

 

予防注射を全て受けさせる気持ちにならないらしい。

 

子供達のかかりつけの小児科の先生の息子さんは二人とも自閉症だそうだ。

 

自閉症を理解していらっしゃる先生に相談しながらやって行くより

 

仕方ないと思っている。

 

メイソンのセラピーも始まった。地区のファミリーセンターより週に2回

 

スピーチセラピストのステファニーさんがやって来る。

 

まだ2歳前なので子供が興味を持ちそうな

 

おもちゃをキャリーバックにたくさん詰めてやって来る。

 

まだ小さいのでどうなることかと心配したが、おもちゃに魅かれて

 

スッとステファニーさんの後についてセラピールームに入って行った。

 

マックスと同じくアリソン先生のABAセラピーも一回30分という

 

短い時間から始める。

 

マックスは四歳になっていた。残念ながら自分からの発話は

 

まだ聞かれない。

 

ある朝のマミーとマックスの会話

 

マミー「Good morning Max    マックス「。。。。。。。」

 

マミー「Good morning Max    マックス「。。。。。。。」

 

マミー「Good morning Max    マックス「Good morning Max

 

マミー「Good morning Mommy でしょ!?」   マックス「Good morning Mommy でしょ!?」

 

エコラリオ(オウム返し)と言われる自閉症の子供によく現れる発話である。

 

コミュニケーションがまだ良く分からないので

 

言われた通り答えてしまうのであろう。

 

毎朝 Good morning から  “Good night”まで

 

毎日こんな調子で繰り返している。