シアトルの自閉症兄弟Max & Masonの成長記録

十数年の記録を順に載せていきます。最古記事(1)【ママ、マックス自閉症なの・・」から読んで頂けたら嬉しいです

10.2005年 ワシントン州立大学アリソン先生との出会い

2005年秋

「さあ〜良いセラピストを探さなければ!」

 

ABAのセラピーは子供と二人きりで1~2時間行うのでセラピストによってマックスの状態もかなり変わる。

 

セラピールームに入るのも拒否して勉強を始めるまでに30分もかかったり、

泣き声きり聞こえないこともある。

 

2時間マックスの声もセラピストの声もほとんど聞こえない事もある。

(二人でねっちゃたのかな・・?・・)

 

結局「マックスは寝てしまいました」とマックスを抱いて出てきたりする。

 

ABAセラピストは、特に資格が必要なわけでない。

 

コンサルティング会社に雇われてトレーニングを受けると

誰でもなれるのでかなり質に差があるようだ。

 

質がよく、しかも子供にあうセラピストを親がきちんと見極めなくてはならない。

 

何もわからない3歳の子供に騙し騙し教えて行くのだから、とにかく一つ一つが大変な作業である。

 

「なんとラッキーなんでしょう!」

 

新しい家から歩いて10分のところにワシントン州立大学 自閉症

 

スペシャル エデユケーション担当教授が住んでいることがわかった。

 

しかもABAコンサルティング会社をオープンしたばかりという。

 

早速コンサルティングをお願いしたところ、セラピストも派遣するとの事で

 

全てアリソン先生にお願いすることにする。

 

これでセラピストを見つける事をしなくていいので大助かりだ。

 

セラピストは誰でもなれるがセラピーのプログラムなどを作るコンサルタントは、

 

大学卒業後、スペシャル エデユケーションのコースを1年間学び

 

年間のインターンコンサルタントとして仕事が出来る。

 

アリソン先生のところで働くセラピストは、全員がこのコンサルタント

 

資格を取る勉強をしている生徒さんなので質が高い。

 

ワシントン大学スペシャル エデユケーションの教え子の香港育ちの

 

おしゃれな台湾人アイビーさん、若く綺麗なレイチェルさん、

 

そしてキーキー声のシャリーさん、

 

さすがアリソン先生が雇ったセラピストは、しっかりしている。

 

プリスクールログラムに従って毎回細かく記録を取り、1ヶ月に1度

 

アリソン先生とセラピスト全員が集まってチームミーテイングを開き

 

次のプログラムを考える。

 

これは、以前の コンサルテイング会社と同じやり方である。

 

ABAセラピーの他に週に一度スピーチセラピーのステファニーさんに来てもらう事にした。

 

ABAのセラピストと何が違うか良くわからないが、話し方の専門家に正確な口の開け方

 

などを習うことも大切らしい。

 

兎に角、万全の体制が出来上がりつつあり・・・・

 

期待大です。

 

ABAセラピーと内容的には、そんなに違いがあるとは、思えないが、

 

スピーチセラピーはとても高く1H140ドルするので週に一回しか受けられない。

 

ABAセラピーは1H 35ドルから60ドルだが、自宅から我が家までの通う時間も

 

時給計算される。

 

2時間セラピー代プラス1時間余分にかかり、

 

やはりかなりの金額になってしまう。

 

それを週に3回だからたいへんな金額になる。

 

ABA セラピーの需要はとても多く売り手市場の為か、

 

ABAセラピスト協会は勝手にこのようなルールを作ってしまい

 

払わざるを得ない状況である。