62.アメリカのキャンプはすばらしい!!
マックスとメイソンは2ヶ月半の夏休みを「アウトドア キャンプ」で満喫した。
キャンプといっても日本で言うキャンプではなく親が車で毎日9時までに
集合場所に送り3時に迎えに行く。
そこには年齢は7歳から17歳位まで男女15〜16人の
何らかの障害のある子供達が参加している。
スタッフは6〜7人若い高校生や大学生が付いてくれる。
家から車で15分位のところにある湖に面した大きな州立公園が
夏のキャンプの集合場所になる。
9時にはサークルタイムがはじまる。
その日のスケジュールと注意事項などの説明後に
バス2台でその日の目的地に向かう。
1ヶ月のスケジュールがくるが、そのスケジュールがすばらしく充実している。
湖での水泳、カヤック、セーリング、ハイキング、ロッククライミング、
自転車乗り方教室など内容がとても充実している。
とてもダディとマミーが連れて行けない所に毎日連れて行ってくれる。
もちろん美術館や科学館、動物園にも行く。
夏休みをの最後の週には、
リッチな方が子供たちの為に立派なクルーザーを提供してくださり
毎年子供達は楽しんでいる。
マックスはキャンプ中に何回かパニックを起こしガンガンやってしまい、
ガンガンやると翌日は謹慎させられ参加出来ない。
何回か金曜日にガンガンやってしまいマックスは金曜日は休息日にした。
そんなマックスをいつも見ているメイソンは自分が何かしなくてはと思っているのか
弱い子のお世話を一生懸命頑張っているらしく スタッフの方から
「助かってます」とお礼を言われる。
アメリカには障害者の為の夏冬休みのキャンプが充実していてすばらしい。
もちろん普通の子供はもっといろいろなキャンプがあると思うが障害者の為のキャンプ
も充実していてマミーもダディもとても助かっている。
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もちろん子供達も充分に楽しんでいる。
ただこのアウトドアキャンプは参加料が高く二人参加させると
結構な金額になってしまうのが悩ましいところだ。
金曜日はマックスはアウトドアキャンプは参加出来なくなってしまったので
ジェームスキャンプに参加する。
(参加できなくてもマックスに原因があるので残念ながら返金はしてもらえない)
ジェームスさんは有難いことにどこにも参加できないような重度な自閉症の子供たちを
毎日預かってくれる。予定表もなくどこに行っているかもよくわからないが
公園に行ったり映画を見たり時には水泳に連れて行ってくれるらしい。
でも親としては手のかかる子供を2ヶ月半の夏休み9時から3時まで
預ってくれるだけで、どれだけ有難いか…文句など絶対に言えない。
ジェームスさんはどんなに手のかかる子供も絶対に「NO」と言わず引受てくれる。
親にとっての最後の砦 ジェームスさんはすばらしい!!
アメリカは障害者の子供を持つ親にとってほんとに有難く暮らしやすい国だ。