52.2009年 一家でパナマへ細胞再生治療に行く
マックスもメイソンも二人ともとても優しく良い子だが、
特にメイソンには時々ビックリさせられる。
そのひとつはまだアメリカでは認可されていない細胞再生治療を受けに
マックス6歳半メイソン4歳半の時にパナマに行った。
マックスはそれまで飛行場にはいることもできない状態だったが
何回か飛行場に連れて行き予行練習をしてどうにか飛行機に乗せ
パナマまでいくことができた。親の必死の思いを子供達も感じたのかもしれない。
メイソンはまだ4歳半だったが、とにかく気配り目配りが尋常じゃない。
とても4歳というか子供とは思えない一家の長のような気配りで皆ビックリだった。
エアポートでの移動、エレベーターに乗る時降りる時、タクシーの乗り降りなど
全員が移動する時は、必ず目で全員の存在を素早く確認する。
誰かかがちょっとでも外れると慌てて「No,No」と駆け寄って腕を掴まれる。
飛行場でトイレに行きたくなってもメイソンに怒られるので
メイソンに見つからないようにいくのが大変だった。
トランクもサァと自分の側に寄せておく。
ノンビリのダディより全然気配りがすごかった(ゴメンなさい,,,,,ダディ)
やはりパナマでの出来事。広いビルの中を走る遊園地のような電車にダディとマックス
が乗りメイソンとマミーと私は待っていた。
電車が止まりかけたその時突然にマックスが電車から飛び降りて走り出してしまった。
あっという間の出来事だった。
ダディは慌てて追いかけていったが、電車の中にダディのバックパックは置きっぱなし……..
その時メイソンは動こうとしている電車に飛び乗りバックパックを抱えて降りてきた。
マミーはダディに「バックパックはすぐに行動出来るように背負った方が良いわよ」と
言っているのにカッコ悪いと思っているのか背負わない。( ほらねっ!?)
マミーも私もバックパックのことはとっさには頭に浮かばなかったのに……….
「すごいね!ありがとう!メイソン 」