57.手のかからないマックス
マックスがクレイで大好きなキャラクターを作るようになった。
マックスはパニックを起こす以外はほとんど手がかからない。
パニックを起こしても
泣いたりわめいたりすることはなくただ自分の額をうちつけるだけだ。
額が腫れあがっていても「痛い」とかなんとか全然言わない。
もちろん自分が気に入らないからと言って理由なく怒ったり泣いたりすることもない。
風邪などで具合が悪くなっても黙って何も言わず学校に行こうとする。
様子がおかしいのでマミーが「具合悪いの?」と聞くと
「YES」と答えるので額を触ると明らかに熱がある。
どんなに熱があってもぐずぐず言わずベットでじっと寝ている。
途中で吐き気が襲ってくると洗面所に駆け込み吐いている。
間に合わないときはベット脇に用意された洗面器の中でちゃんと始末して
ベットを汚すことはほとんどない。
「エライね。マックス!」
メイソンもやはりほとんど手がかからない。
メイソンは、マックスがパニックを起こすと
「どうしよう?どうしよう?」
「マミーはOK?マックスは?」と慌てふためき
騒ぎが収まるまでジッと耐えている。
メイソンは慣れているとはいえやはり マックスとマミーを助けることが
できずにいる自分をみて心はかなり傷ついていると思う。
いづれにしてもマックスもメイソンもまだまだ大変な日々が続きます。
(みんな ガンバレ!)